小石吉彦2023年3月24日5 分彼岸に聴くマーラーかつて白水社からフリッツ・クライスラーの翻訳評伝が出ていたことがあった.これが実に面白い内容だったが,ただでさえ安普請に物がたまるのを好まない性癖が出て,この稀覯本もいつしか手放してしまった.その後ふと原著を眺めてみたいと思ったものの,当時は今と違って居ながら世界中のネット...